モティバのサイズの選び方と寿命 — サイズ表の見方・交換時期を専門医が解説
モティバのサイズ表はcc(容量)だけでは読めません。ベース直径・プロジェクションの見方、胸郭に合うサイズの決め方、寿命と「10年で交換」説の実際を韓国の形成外科専門医が解説します。
バスト整形 情報 · インプラントの選び方
UNE美容外科 金誼健院長 · 韓国の形成外科専門医 ·
モティバ(Motiva)はSmoothSilk表面と柔らかいゲルで知られるインプラントで、当院でも多くの方に使用しています。ただ、「サイズ表を見てもどれが自分に合うのか分からない」というご相談が非常に多いので、サイズ表の正しい読み方と、寿命についての考え方を整理します。
サイズ表の見方 — ccだけで選ばない
サイズ表には主に3つの数値が並んでいます。
- 容量(cc) — ボリュームの総量。一般的に150〜200cc増えると約1〜1.5カップの変化に相当しますが、体格によって見え方は大きく変わります。
- ベース直径(幅) — インプラントの底面の幅。実はccよりも重要で、ご自身の胸郭・乳房の幅に合っていないと、間隔が不自然になったり脇にはみ出したように見えたりします。
- プロジェクション(高さ) — 前方への突出量。モティバではMini・Demi・Full・Corséなどの区分があり、同じccでも直径と高さの組み合わせが異なります。
当院のカウンセリングでは、胸郭の幅・組織の厚みを実測した上で「入る直径の範囲」をまず特定し、その中で希望のボリューム感に合うプロジェクションを選ぶ、という順序でご提案しています。順序が逆(cc先行)になると、体型に合わない選択になりやすいのです。
モティバの寿命 — 「10年で交換」は正しい?
「インプラントは10年ごとに交換が必要」という話を聞いたことがあるかもしれません。これは古い世代の製品のイメージに基づく通説で、現行製品について「10年経ったら必ず交換」という医学的なルールがあるわけではありません。
- 破損や被膜拘縮などの問題がなければ、定期検診を続けながらそのまま維持できるケースは多くあります。
- 一方で、インプラントは「生涯何もしなくてよい」ものでもありません。年単位での検診(触診・超音波など)をおすすめします。
- メーカーによる保証プログラムが用意されており、条件に該当する破損などに対して交換対応が定められています(詳細な条件は製品・時期によって異なるため、カウンセリングでご確認ください)。
交換・修正を検討するサイン
- 片側だけ急に形や大きさが変わった
- 硬さが増してきた、締めつけられる感覚がある(被膜拘縮の可能性)
- 位置のずれ、波打ち(リップリング)が気になる
これらに当てはまる場合は、交換の要否を判断するためにまず検査を受けていただくのが安全です。
まとめ
モティバ選びの核心は「ccの数字」ではなく「ご自身の胸郭に合う直径×希望の輪郭に合うプロジェクション」です。寿命についても、機械的に10年で交換するのではなく、検診に基づいて判断していくのが現在の標準的な考え方です。
※ 適応・結果・維持期間には個人差があります。本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。

