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豊胸ブログ › バスト整形 情報
脂肪注入とインプラント豊胸

脂肪注入とインプラントの違い|生着率50〜80%と、増やせる幅の目安

脂肪注入は入れた分がそのまま残るわけではなく、生着率は50〜80%です。増やせる幅は半カップ〜1カップ。合併症の種類の違いと、乳がん検診への影響、ハイブリッド豊胸という選択肢まで、韓国の形成外科専門医が解説します。

2026.08.28 閲覧 5

この記事の要点

  • 脂肪注入は入れた分がそのまま残るわけではなく、生着率は50〜80%です
  • 増やせる幅は半カップ〜1カップ
  • 合併症の種類の違いと、乳がん検診への影響、ハイブリッド豊胸という選択肢まで、韓国の形成外科専門医が解説します

韓国で豊胸を検討している日本人の方へ。本記事はUNE美容外科の脂肪注入とインプラント豊胸に関するコラムです。日本からのご相談はLINEまたは日本語予約フォームをご利用ください。個人差により効果や経過は異なります。

バスト整形 情報 · 脂肪注入とインプラント

UNE美容外科 金誼健院長 · 韓国の形成外科専門医 · 2026年8月28日

この記事の要点
脂肪注入は、入れた分がそのまま残るわけではありません。生き残るのは50〜80%で、ここに個人差があります。
ですから増やせる幅は半カップ〜1カップ。1カップ以上を確実にという場合はインプラントが現実的です。
痩せ型で採取できる脂肪が少ない方は、そもそも脂肪注入では量を作れません。

豊胸には、インプラントを入れる方法と、自分の脂肪を移す方法があります。
この2つは「どちらが優れているか」ではなく、増やせる幅と、抱えるリスクの種類がそもそも違います。

「異物を入れるのに抵抗があって……脂肪注入ではだめですか?」

自分の組織で増やせるなら、そのほうが安心だと感じるのは自然なことです。
ただし脂肪注入には、インプラントにはない前提がひとつあります。

それが生着率という数字です。ここから順に整理します。

脂肪注入の前提 ── 生着率50〜80%

脂肪注入とインプラントの違い―生着率と増やせる幅|UNE美容外科

脂肪注入は、太ももやお腹から採った脂肪をバストに移す方法です。
移した脂肪のうち、血流がつながって生き残った分だけが残ります。

この割合を生着率といい、50〜80%の範囲で人によって違います。

つまり同じ量を注入しても、最終的な大きさは変わります。
インプラントが「入れたccがそのまま残る」のと、いちばん違うところです。

増やせる幅の目安 ── 半カップ〜1カップ

2020年に発表された大規模な分析(22件・2,073名、平均21か月の追跡)では、1人あたり平均297mLを注入し、85.1%が1回の手術で完了していました。

片側にすると約150mLです。生着を差し引くと、インプラントで200〜250ccを入れたくらいの変化にあたります。

ですから脂肪注入は半カップ〜1カップの自然な増量に向いた方法です。
それ以上を確実に、という場合はインプラントが現実的な選択になります。

合併症の種類が、そもそも違います

同じ分析での脂肪注入の合併症です。

触れるのう胞 2.0%(うち67.9%は吸引で解決)
感染 0.6%/血腫 0.5%/漿液腫 0.1%
主要な合併症を合わせて1.6%。再手術が必要だった方は0名

数字としては低いです。
インプラント側の代表的な合併症は被膜拘縮・破損・位置のずれで、種類そのものが違います。

どちらも「合併症のない手術」ではありません。違う種類のリスクを管理する手術だ、と理解していただくのが正確です。

見落とされやすい論点 ── 乳がん検診への影響

ここが、あまり語られないところです。

同じ分析で、画像検査での変化はこう報告されています。
オイルのう胞 6.5%、石灰化 4.5%、脂肪壊死 1.2%。

日常で感じる不調ではありません。ですがマンモグラフィの読影に影響します。
追加の画像検査が必要になった方が16.4%、組織検査をすすめられた方が3.2%いました。悪性と診断された方はいません。

ですから脂肪注入を受けた方には、定期的な画像検診を続けていただく必要があります。

当院が一度に大量の脂肪注入をお勧めしない理由も、ここにあります。多く入れるほど生着しなかった脂肪が石灰化し、検診での判断を難しくします。

適応の分かれ目 ── 増やしたい量と、採れる脂肪の量

脂肪注入が向いている方
半カップ〜1カップの自然な増量を望まれる。採取できる脂肪が十分にある。異物を入れることに抵抗がある。

インプラントが向いている方
1カップ以上の確実な変化を望まれる。痩せ型で採取できる脂肪が少ない。一度の手術で予測できる結果がほしい。

併用(ハイブリッド)が向いている方
インプラントで土台の量を作り、谷間や上胸部のへこみを脂肪で補いたい。

当院の使い方 ── 単独ではなく「補う脂肪」として

当院の方針を明確にしておきます。

脂肪注入は、単独で大量に入れるより、インプラントの仕上げに使うほうが満足度が高いというのが、当院での経験です。

たとえば谷間を寄せる、インプラントのふちをぼかして自然になじませる。
上胸部が薄い方では、これがリップリング対策にもなります。

よくあるご質問

Q. 脂肪注入だけで2カップ増やせますか?
現実的ではありません。1回で注入できる量には限りがあり、生着率も50〜80%です。2カップ以上を確実に、という場合はインプラントが適応になります。

Q. 生着した脂肪は、そのあと減りませんか?
血流がつながって生き残った脂肪は、その後も定着します。ただしご自身の脂肪細胞なので、体重が大きく減れば一緒に減ります。

Q. 脂肪吸引した部分は、またリバウンドしますか?
吸引した部位は脂肪細胞の数そのものが減るため、同じようには戻りにくくなります。ただし体重が増えれば残った細胞が大きくなります。

Q. インプラントを入れたあとから、脂肪を追加できますか?
できます。輪郭を整える目的での追加は、当院でも実際に行っています。時期は形が落ち着いた3〜6か月以降が目安です。

Q. 石灰化が起きたら、取り除く必要がありますか?
症状がなければ経過観察が基本です。問題になるのは治療ではなく、検診の読影で判断が難しくなる点です。受けたことを必ず伝えてください。

脂肪注入を検討する前に確認する4項目

カウンセリングで、当院が事前に確認している項目です。

一、採取部位に十分な脂肪があるか 太もも・お腹・腰から採ります。痩せ型の方は必要量が採れず、そもそも計画が成立しないことがあります。
二、目標が半カップ〜1カップの範囲か これを超える希望であれば、回数を分けるか、インプラントを併用する前提になります。
三、体重を維持できるか 生着した脂肪はご自身の脂肪細胞なので、体重の増減とともに動きます。
四、定期的な画像検診を続けられるか 石灰化やオイルのう胞が生じた場合、読影に前提の共有が必要になります。

この4つのうちどれかが揃わない場合、脂肪注入を第一選択にはしていません。

ハイブリッド豊胸という選択肢

インプラントで量を作り、脂肪で輪郭を整える組み合わせです。当院ではこの使い方が中心になります。

適しているのは次のような場合です。

一、上胸部が薄く、インプラントのふちが出やすい方 脂肪で覆いを足すと、段差がなじみます。リップリング対策にもなります。
二、谷間の印象を強めたい方 インプラントだけでは内側に寄せる量に限界があります。
三、左右差がある方 インプラントで大枠を合わせ、残った差を脂肪で調整します。

注入量は、単独で行う場合よりも大幅に少なくなります。石灰化のリスクは注入量に比例するため、検診への影響も抑えられます。

費用の考え方が、インプラントとは違います

脂肪注入は、脂肪吸引と注入という2つの手術を同時に行う構造です。そのため費用の内訳が、インプラント手術とは異なります。

確認しておきたいのは次の3点です。

一、採取部位の数が費用に含まれるか 1か所で足りず、複数箇所から採る場合があります。
二、2回目を行う場合の費用条件 生着率によっては追加が必要になります。その際の条件を先に確認してください。
三、採取部の術後ケアが含まれるか 吸引した部位にも圧迫と経過観察が必要です。

まとめ

一、脂肪注入は生着率50〜80%。入れた分がそのまま残るわけではありません
二、増やせる幅は半カップ〜1カップ。それ以上ならインプラント
三、検診への影響があります。受けたことは必ず伝えてください

「どちらがいいですか」という問いは、「どのくらい増やしたいか」と「採れる脂肪があるか」の2つに置き換えると答えが出ます。
この2点が決まれば、選択肢はほぼ絞られます。

LINEでご相談ください|UNE美容外科(韓国・豊胸専門)

※ 豊胸手術(シリコンインプラント挿入術・脂肪注入)は自由診療です。腫れ・内出血・痛み・感染・血腫・のう胞・石灰化・脂肪壊死・被膜拘縮・左右差などのリスクがあります。個人によって効果や副作用は異なることがあり、すべての方に同じ結果をお約束するものではありません。適応と費用は診察のうえでご案内しています。

※ 本記事で引用した数値は Ørholt M, et al. Plast Reconstr Surg. 2020;145(3):530e(22件・2,073名のシステマティックレビュー)によります。診断に代わるものではありません。

よくある質問

Q. 脂肪注入だけでどのくらい大きくできますか?

A. 生き残る脂肪は注入量の50〜80%で個人差があり、増やせる幅は半カップ〜1カップが目安です。1カップ以上を確実に増やしたい場合はインプラントが現実的です。

Q. 脂肪注入とインプラントはどちらが安全ですか?

A. 優劣ではなく、リスクの種類が違います。脂肪注入には生着率のばらつきやしこり、インプラントには被膜拘縮など、それぞれの前提があります。増やしたい幅と体型で選び分けます。

Q. 痩せていても脂肪注入はできますか?

A. 採取できる脂肪が少ない方は、脂肪注入だけでは十分な量を作れません。痩せ型の方はインプラント、または組み合わせを検討することになります。

著者・医学的監修

金誼健 代表院長

形成外科専門医・UNE美容外科

本コンテンツは金誼健院長が執筆および医学的に監修した医療情報です。個人の状態によって診断と手術計画は異なる場合がありますので、正確な判断は形成外科専門医の診察を通じてご確認ください。

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