乳房縮小術 — 術式・回復期間・満足度92%データ
乳房縮小術(Breast Reduction)の適応症状、逆T字・垂直・乳腺温存の3術式、回復期間と合併症、BREAST-Q満足度92%データを韓国の形成外科専門医・金誼健院長が整理しました。
韓国豊胸 情報 · ガイド
ウンヌ整形外科 金誼健(キム・ウィゴン)院長 · 形成外科専門医 ·
乳房縮小術(Breast Reduction)は、巨大乳房症や乳房肥大による身体的・心理的負担を軽減する手術です。一般的な豊胸(バストアップ)とは異なり、乳腺組織を縮小する術式となります。本記事では適応・術式・回復について整理してご案内します。
1. 乳房縮小術が必要なケース
- 肩・首・腰の慢性的な痛み
- ブラジャーの紐跡が深く残る
- 乳房下の皮膚炎・湿疹が頻発する
- 運動・日常活動の制限
- 左右非対称で片側が極端に大きい場合
- 心理的負担(視線・服装選択の制限)
これらの複数が伴う場合、医学的適応として評価されます。
2. 切除量の基準
一般的に片側500g以上を切除すると巨大乳房症に分類されます。米国では片側500g以上が保険適用基準とされ、韓国でも医学的適応が認められれば一部保険が適用されることがあります(日本でも保険適用要件は同様の医学的基準が用いられますが、適用可否は各保険者の判断によります)。
3. 術式の種類
- 逆T字(Inverted-T、アンカー型)切開:最も一般的な術式。切除量が多い場合に適応
- 垂直(Vertical)切開:中等度の縮小。瘢痕がより少ない
- 乳腺温存術式:授乳機能の温存を目指す
授乳予定がある場合は乳腺温存術式を、瘢痕を最小化したい場合は垂直切開を検討できます。
4. 回復期間
- 入院:1〜2日
- 日常復帰:1〜2週
- 軽い運動:4週後
- 大胸筋を使う運動:6〜8週後
- 結果の安定:6ヶ月〜1年
5. 満足度と合併症
BREAST-Q評価において、乳房縮小術後の満足度は非常に高く報告されています。あるメタアナリシスでは、92%の患者様が痛みの改善とQOL向上を報告しています。
合併症は以下の通りです。
- 肥厚性瘢痕:約15%
- 乳頭感覚変化:一時的〜永続的の可能性
- 授乳への影響:術式・切除量により異なる
- 左右非対称発生の可能性
よくある質問
Q. 乳房縮小術後に授乳は可能ですか?
A. 乳腺を温存する術式で行えば可能性は高くなりますが、切除量が多いと影響を受けることがあります。妊娠予定がある患者様は、手術前に必ずお知らせください。
Q. 乳房縮小術の瘢痕はどのようになりますか?
A. 逆T字(アンカー型)が最も一般的で瘢痕範囲が広くなります。垂直切開はより少なくなります。1年後には徐々に薄くなり、日常生活でほとんど目立たない程度になります。
Q. 韓国で手術を受ける場合、保険適用は可能ですか?
A. 肩・首の痛み、皮膚炎などの医学的適応が明確であれば、一部保険適用が可能な場合があります。保険会社・診療記録により異なります。日本から渡韓される場合は基本的に自費診療となります。
まとめ
1点目、肩・首・腰の痛み、皮膚炎などの身体症状が適応です。
片側500g以上の切除、または医学的適応が認められれば、一部保険適用の可能性があります。
2点目、術式は切除量と授乳予定に合わせて決定します。
切除量大 → 逆T字、中等度 → 垂直、授乳予定あり → 乳腺温存術式という基本ロジックです。
3点目、満足度92%の報告で、痛み・QOL改善効果が大きい手術です。
ただし、肥厚性瘢痕 約15%、一時的な感覚変化の可能性は事前にご理解いただいたうえでのご決定が必要です。
一般の方にもわかりやすいよう整理したガイドです。個々の手術結果は体型、インプラントの種類、執刀医の手技、手術環境によって異なることがあり、本記事は診断や治療に代わるものではありません。
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