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豊胸ブログ › バスト整形 情報
豊胸の切開位置と傷あと

韓国豊胸の切開はどこ?:脇切開と乳房下溝切開の傷跡・回復・修正の違い

韓国豊胸の切開位置は脇(腋窩)と乳房下溝(IMF)の2つが標準です。傷跡の位置・剥離精度・被膜拘縮発生率・修正手術アクセス性まで、Chen 2024とJacobson 2012データに基づき、韓国の形成外科専門医・金誼健院長が解説します。

2026.05.02 閲覧 1,590

この記事の要点

  • 韓国豊胸の切開位置は脇(腋窩)と乳房下溝(IMF)の2つが標準です
  • 傷跡の位置・剥離精度・被膜拘縮発生率・修正手術アクセス性まで、Chen 2024とJacobson 2012データに基づき、韓国の形成外科専門医・金誼健院長が解説します

韓国で豊胸を検討している日本人の方へ。本記事はUNE美容外科の豊胸の切開位置と傷あとに関するコラムです。日本からのご相談はLINEまたは日本語予約フォームをご利用ください。個人差により効果や経過は異なります。

韓国の豊胸の切開位置は、脇(腋窩・Axillary)と乳房下溝(Inframammary・IMF)の2つが最も多く使われており、それぞれ傷跡の位置・剥離精度・修正手術へのアクセス性の側面で長所と短所があります。

今回は2つの切開位置の定義、長所・短所の比較、適した患者様の条件、傷跡のあらわれ方、そして修正手術時の違いまで整理します。

脇切開(腋窩切開)の長所と短所は何ですか?

脇切開の最大の長所は、バスト自体に傷跡が残らないという点です。傷跡が脇のシワに隠れ、日常ではほとんど見えないため、未婚の方・露出のあるお洋服・ドレスをよく着る患者様に多く好まれます。若い患者様、IMFが明確でないケース、バストに傷跡を望まない患者様に特によく合う切開として推奨します。傷跡の質という側面でも、脇切開は乳房下溝切開より良好な傾向です。

ただし脇切開は内視鏡(Endoscope)手技の難易度が高いです。剥離距離が長く精度に限界があり、特にデュアルプレーンType II/IIIのような複雑な剥離では難しさが増します。出血時の止血の視野も乳房下溝より制限的で、修正手術時に同じ切開でアクセスするのが難しく、乳房下溝への追加切開が必要なケースもあります。

手術時間の側面では、Chenらが2024年に発表した比較研究で、脇切開がIMFより平均39分長く(IMF 125分 vs Transaxillary 164分)、VAS痛みスコアもIMFのほうが低いと報告されました。ただしこの差は執刀医の内視鏡経験によって大きく変わります。現在は内視鏡の解像度が大きく向上しており、直接視野ではよく見えない微小な血管まで内視鏡でよく見えるため、十分な内視鏡経験を持つ執刀医であれば、出血そのものをほとんど制御できます。言い換えれば熟練した執刀医が施行すれば、脇切開のほうがむしろ出血を最小化できる強みも持つことになります。ただし内視鏡に熟練していない場合は、出血時の止血の難易度が高くなる短所も併せ持ちます。

手術時間が長くなる主因が出血であるため、出血制御がうまくいけば手術時間を画期的に短縮できます。十分な内視鏡経験を持つ執刀医が施行する初回手術の場合、2つの切開の手術時間の差はほぼなく、平均27〜40分程度かかります。結局、執刀医の内視鏡熟練度が脇切開の結果を決定するポイントの変数です。

被膜拘縮(CC)発生率も切開選択の重要な変数です。Jacobsonらが2012年に発表した183名・336 breasts分析では、脇切開の被膜拘縮発生率が6.4%で、乳房下溝切開(0.5%)より統計的に有意に高い結果でした。ただしこの結果は、脇切開が内視鏡経験が重要で手技難易度が高いという点が反映されたものとして解釈されます。出血への適切な対応が不十分であれば剥離環境が影響を受け、被膜拘縮リスクにつながる可能性があります。十分な内視鏡経験+精緻な無菌手技を備えたケースでは、この差は縮まる可能性があります。

結局、脇切開は美観を優先する初回手術ケースに適しており、執刀医の内視鏡経験と無菌手技が結果の精度を左右します。

乳房下溝切開の長所と短所は何ですか?

乳房下溝切開の最大の強みは剥離精度です。インプラントが入るポケットに近い位置から始めるため、デュアルプレーン(Dual-Plane)Type II・IIIのような複雑な剥離も精密に適用できます。Jacobsonらの2012年分析でも、乳房下溝切開の被膜拘縮発生率が0.5%で最も低いと報告されています。短い剥離距離と無菌環境の維持が比較的容易な点が反映された結果と解釈されます。

止血の側面では、直接視野で剥離するため、出血時の即時止血が容易です。これは乳房下溝切開の伝統的な長所として広く知られている部分です。剥離精度も高く、安定しています。Chenらが2024年に発表した研究では、IMF切開の平均手術時間は125分、VAS痛みスコアも脇切開より低いという結果でした。

傷跡の側面では、直立姿勢・服を着た状態ではあまり見えません。乳房下溝の自然なシワに隠れるためです。ただしバストを持ち上げた姿勢(横になっている、または上半身を起こす動作)では傷跡が見えることがあり、痩せ型の体型では傷跡がより目立ちやすくなる場合があります。乳房下溝が明確でない下垂が少ないケースでは、傷跡の位置決定が難しい場合があります。バスト自体に傷跡が残るという点に負担を感じる患者様も一部いらっしゃいます。

修正手術へのアクセス性は大きな長所ですが、1点留意すべき点があります。修正手術時に同じ位置に切開できますが、インプラントサイズが変更されて直径が変わるケースでは、既存の乳房下溝ではなく新しい乳房下溝の位置に追加切開が必要なケースがあります。

現在の臨床的観点で見ると、乳房下溝切開の最も差別化される強みは難易度の高い修正手術ケースです。非常に細かい剥離範囲の調整、被膜形成術(Capsulorrhaphy)、被膜切除術(Capsulectomy)が必要な複雑な修正手術では、乳房下溝切開が精密アクセスに有利です。

ちなみに切開の長さは、両方の切開ともに約3〜3.5cmでほぼ同じです。違いは切開の長さではなく剥離距離(脇は遠く、IMFは近い)、剥離精度、アクセス位置です。韓国の臨床ではIMFと脇の2つが標準切開として位置づけられており、乳輪周囲(Periareolar)切開は被膜拘縮リスクが他の切開より高いと報告されているため、ほぼ使用されていません。

乳房下溝切開は、剥離精度と複雑な修正手術へのアクセス性を優先する患者様に適しており、韓国・国際臨床で標準的に使用される切開として位置づけられています。

韓国豊胸修正の際にどのような違いがありますか?

豊胸の修正手術時、2つの切開位置の違いは明確です。

脇切開で初回手術 → 修正手術:

  • 合併症のない単純なインプラント交換であれば、既存の脇切開を再利用可能 — 追加の傷跡なし
  • 被膜拘縮で修正する場合 — 被膜全切除(Total Capsulectomy)が必要なため、乳房下溝アクセスが精密で完成度が高くなります
  • ボトミングアウト(Bottoming Out)・乳房合併症(Symmastia)の場合 — 被膜形成術(Capsulorrhaphy)が必要なため、乳房下溝アクセスが手術完成度を高めます
  • 上記の合併症で乳房下溝への追加切開が必要となれば、バストに新しい傷跡が生じる負担があります

乳房下溝切開で初回手術 → 修正手術:

  • 同じ乳房下溝切開ですべての修正手術が可能 — 追加の傷跡なし
  • 被膜切除(Capsulectomy)・被膜形成術・インプラント交換・デュアルプレーンType変更すべてに精密アクセス
  • 合併症の補正オプションがより多様
  • ただしインプラントサイズが大幅に変更されると、既存の乳房下溝が新しいインプラントの自然な乳房下溝位置と異なるため、新しい切開位置を検討することがあります

修正手術の可能性が高いケース(被膜拘縮発生リスクのある患者様、大きいccのインプラント、初回手術で合併症の既往)では、乳房下溝切開が優先的に推奨される傾向があります。

切開位置を判断する際にどのような変数を見るべきですか?

2つの切開のうち、患者様にどちらが適しているかを判断する6つの変数です。

  1. 傷跡位置の優先順位 — バストに傷跡を望まない未婚・露出のあるお洋服を着る患者様は脇
  2. デュアルプレーンTypeの複雑度 — Type II/IIIなど複雑な剥離は乳房下溝の精度が有利
  3. 修正手術の可能性 — 大きいcc・合併症リスクのあるケースは乳房下溝を推奨
  4. 下垂の程度 — 下垂が進行したケースでは乳房下溝+バストリフトの組み合わせが標準
  5. 執刀医の手技経験 — 脇切開の内視鏡経験・乳房下溝の精密剥離経験
  6. 患者様のライフスタイル — 運動・露出のあるお洋服・ライフスタイルによる傷跡露出の懸念

2つのオプションともに安全な標準手技であり、診療時に患者様の優先順位と医学的妥当性を併せて評価して判断します。

よくあるご質問

Q. 韓国豊胸の切開は脇切開と乳房下溝切開のどちらがより良いですか?

A. バスト自体に傷跡がないという点では脇切開が優れています。ただし脇の傷跡も露出のあるお洋服・ノースリーブ・スポーツウェアでは見えることがあります。乳房下溝切開も直立姿勢・服を着た状態ではほとんど見えないため、絶対的な差は大きくありません。

Q. 乳房下溝切開が剥離精度が高いそうですが結果に差はありますか?

A. 剥離精度の差はデュアルプレーンの複雑なType・修正手術・合併症補正で顕著です。一般的な初回手術では2つの切開ともに安定した結果が可能であり、執刀医の経験のほうが結果差のより大きな変数となります。

Q. 脇切開で大きいccのインプラントも入りますか?

A. 一般的に400cc以内のインプラントは脇切開で可能です。より大きなcc(450cc+)は切開長の増加または乳房下溝切開への切り替えを検討できます。インプラントccと患者様のベース幅に応じて担当医が推奨します。

Q. 乳輪周囲切開はなぜほとんど使われないのですか?

A. 乳輪周囲切開(Periareolar)は被膜拘縮発生率が他の切開より高いと報告された臨床データがあり、韓国ではほぼ使用されていません。乳頭・乳輪周囲の細菌叢がインプラントに直接さらされる可能性に関連する仮説があります。陥没乳頭矯正など特殊なケースのみで一部使用されます。

Q. 修正手術時に切開位置を変更できますか?

A. はい、可能です。脇切開で初回手術後に修正手術時、乳房下溝へ切り替えるケースが多くあります。ただしこのケースではバストに新しい傷跡が生じる負担があるため、初回手術時に修正手術の可能性を考慮した切開選択が推奨されます。

Q. 2つの切開ともに傷跡が見えないほど良くなりますか?

A. 1〜2年の時点で2つの切開ともに、日常ではほとんど見えない程度に回復するケースが多いです。ただしケロイド傾向・紫外線曝露・傷跡管理の有無により個人差が大きいです。傷跡用クリーム・シリコンシート・UV対策を充実して行うほうが結果に役立ちます。

まとめ

  1. 脇切開(腋窩切開) = バスト無傷跡 + 美観優先 — 未婚の方・露出のあるお洋服を着る患者様にお勧めです。内視鏡活用経験が結果を左右します。
  2. 乳房下溝切開 = 剥離精度 + 修正手術アクセス性 — 最もアクセスしやすく多く使用、合併症・修正手術の可能性のある患者様に優先的に推奨されます。
  3. 2つの切開ともに長さ3.0〜3.5cmの安定した標準 — 患者様の優先順位・修正手術の可能性・執刀医の経験を総合して判断します。

参考資料

  1. Tebbetts JB. Dual plane breast augmentation. Plast Reconstr Surg 2001 (切開と剥離平面の結合)
  2. Adams WP Jr, Culbertson EJ, Deva AK, et al. Macrotextured Breast Implants with Defined Steps to Minimize Bacterial Contamination around the Device: Experience in 42,000 Implants. Plast Reconstr Surg. 2017;140(3):427-431. (感染・被膜拘縮の予防と切開選択)
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本記事は一般的な情報提供を目的としています。組織の状態や体型により結果は異なる場合があり、正確な診断と手術計画は形成外科専門医の診察を通じて決定されます。

著者・医学的監修

金誼健 代表院長

形成外科専門医・UNE美容外科

本コンテンツは金誼健院長が執筆および医学的に監修した医療情報です。個人の状態によって診断と手術計画は異なる場合がありますので、正確な判断は形成外科専門医の診察を通じてご確認ください。

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